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2004年2月11日 (水)

さんハイ先生

さんハイ先生
私は、授業レベルの話になると、せこいほどの現実主義者なのである。例えば・・・
後期の「小専音楽科教育法」(小学校の音楽科の指導力を身につけさせるための科目、2年対象)の期末試験で次のような問題を出した。

問題1 下の楽譜の曲の歌い出しを示す合図として一番適切なものを1つ選んで○で囲み、その理由を書きなさい。
(楽譜:ワーク作曲「大きな古時計」の最初の4小節-略)
せーの  ほいさっさ さん・ハイ  ワン・ツー・サン・ハイ  1・2・3・ハイ  1・2・ハイ  アーこりゃこりゃ 

今年の正解率は90%である。教授行為の事例として、歌う活動を通して説明しているのでこれくらいの正解は当たり前である。
「何だ、あほらしい」と思われるかも知れない。その通り!あほらしいのである。しかし、このあほらしいことが現実の授業の中ではできないのである。昨年度 の2年生も同じくらいの正解率だった。ところが、これから半年たち、9月の教育実習に行くころになるとコロリと忘れてしまうのである。4拍子の弱起の曲で も3拍子の曲でもすべて「さんハイ」の合図の実習生がゴロゴロ出てくるのである。ちいさな技術を笑うものは、小さな技術に泣く。


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ひねくれ教育事典
【お】の部
おもちゃ 「遊び」と同じく幼児教育の世界では価値があるが、おとなになるにしたがって価値が下がる言葉。幼児教育の世界では「恩物」と言われるほど尊敬 されるのに、おとなの世界では「おもちゃみたいなもの」と言うように軽蔑の対象となる。さらに「おとなのおもちゃ」「おもちゃにされた」という使い方をさ れると下品ですらある。

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昨日は市内で幼稚園見学。ちょうど年少から年長まで全員が一人ずつスキップをする場面を見ることができた。スキップのできない子はギャロップになる。年長 がほぼ全員スキップ、年中が半々、年少はほぼ全員がギャロップ。だいたいどこでもいっしょだな。もちろんそういう活動をしていない園は別だか。
今日は休日だが、仕事が山積み。休めないなあ。---ぼやくだけでそれほどいやなわけではない。

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