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2004年3月10日 (水)

説明の論理

説明の論理
例 クラスに子どもが40人いる。この子どもを A~Hの8つのグループに分ける。分けたのは教師だ。
出席番号順ではなく、さまざまな状況を考慮に入れて分けてある。誰がどのグループに入るかを今から子どもに伝える。
できるだけ正確に伝えるためには、次の二つの方法のうち、どちらをとればよいか。
方法1 「A班には○○さん、△△さん・・・・が入ってください。B班には××さん、◇◇さん・・・・が入ってください。C班には...」
方法2 「名簿順にどの班に入るかを言います。××さん、B。○○さん、A。・・・・」
「どちらでも同じじゃないか」と思う人は、少なくとも教師には向かない。方法1だと聞き漏らす子どもがかなり多くなるだろう。方法2のほうが確実である。 もちろん授業の効果という点から考えるとどちらが良いとは一概に言えない(わざとわかりにくく説明するのも子どもを集中させるための一つの方法である)。 しかし、情報を確実に伝えようとする場合は方法2のほうがよい。
いずれにしても、どちらの方法で説明するのが合理的かを十分に検討すべきである。小中学校の教師とってはこのくらいのことは常識である。
上のような意識がまったくないのが大学の教師である。会議での提案の仕方にそれがあらわれる。昨日出席したある会議での説明は最低だった。


ひねくれ教育事典 【の】の部
ノート 最近の大学生はノートを全くとらなくなった・・・というより、授業にノートを持ってこない学生までいる(こんな学生に授業の評価をされたくな い)。私は、レジュメやプリント資料を作って授業に望む。これがどうもいけないようである。ますますノートをとらなくなる。自分自身は、退屈な話しほど ノートを必死にとることにしている。退屈しのぎになるからである。またノートをとると、ナンバリング(数字打ち)やラベリング(見出し付け)を意識するよ うになる。ナンバリング、ラベリングがきちんとできている話は、わかりやすいしノートもつけやすい。話し手がどれくらい準備をしてきたがわかる。ノートを とっている状態は、思考している状態でもある。大学生にもノート指導が必要だ。


昨日の替え歌について小学校の先生からメールをいただいた。
「子どもたちが替え歌を作ってしまうときは往々に授業がつまらない時。ある意味バロメーターです」
それはそうだろう。それならいっそう、替え歌づくりでもするとか。「旋律と言葉の関係」を学習するよいネタになるかも知れない。
最近、毎日のように WORM32 NETSKY というウイルスが10回ほどやってくる。メールの添付ファイルを開かない限り大丈夫だから、あまりこわくはない。問題は、セキュリティーホールをねらって くるウイルスだ。対策はまだ万全ではない。

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