パワー・ポイント考
最近、学会でのプレゼンテーションにパワーポイントを使うことは 常識になりつつある。私もたまに使う。その利点は次の通りである。 ・限られた時間の中で要点を手際よくプレゼンテーションできる。 ・映像や音声を張り付けることが可能で、多面的なプレゼンテーシ ョンが可能である。 ・保存し、再編集することで、再利用が可能である。 まことに便利である。パワーポイントの編集ができてしまうと、す でにプレゼンテーションが終わったような気になるから不思議であ る。 これを、大学の講義でも使う人がいるそうである。私もその誘惑に 駆られたことがある。しかしやめた。理由は次の通りである。 ・大学の授業は要点を手際よく伝えることが目的ではない。私は、 大学の授業では学生はできるだけ苦しみながら学習すべきだと考え ている。パワーポイントを使う授業は受け身になりやすい。学生は ノートを取らなくなる。はなはだしい場合、パワーポイントのスラ イドをプリントしたものを配布するように要求してくるようになる。 ・映像や音声が必要な場合にもちろんコンピュータを使うことはあ るが、パワーポイントである必要はない。映像や音声は必要最低限 にして、言葉で思考させることをできるだけさせたい。 実は私は授業をもっとシンプルにしたいと思っているのである。 教材となる資料1点(これが映像、音であってもよい)、ノート、 鉛筆、黒板、あとは教師と学生の対話。それだけで一コマ90分の 充実した時間が過ぎていく。そんな授業がしたい。パワーポイント とは正反対の極にある授業である。
ひねくれ教育事典 【な】の部
ないしんしょ(内申書) 各教科の評価や学校生活における活動の 記録を記載し、受験先に内々に申告するための文書。ただし、最近 は「内申書」の開示が求められるようになったので、「内申書」と 呼ぶこと自体が不適切になっている。「調査書」で統一したほうが いいでしょうね。
仕事のことではないのだが、昨日大ポカをしてしまった。約束を忘 れたのだ。それも今日朝起きて気がついたのだ。手帳に書いていれ ば良かったのだが、手帳に書くのを忘れていた。どうしらよいのか。 とにかくひたすら謝るしかない。だれに謝るのかも問題だ。
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