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2004年10月21日 (木)

誤用

二日酔い最前列が顔しかめ
オエー、飲み過ぎた!
気のおけない同僚二人といっしょに飲んだので楽しかった。
おっと危ない。親しくさせていただいているあるビッグ・ネーム氏のことをメールで紹介した時に、「気のおけない人です」とまで書いて、やめた。「気のおけ ない人」という言葉を「油断のならない人」という風に誤解している人がいるからだ。「気のおけない」は「気をつかわないですむ人」という意味である。「立 派な仕事をされている人ですが、いばったところがなく気をつかうことはありませんよ」というつもりだったのだ。しかし、それが誤解されてはかなわない。
同じような例に「役不足」がある。人に仕事を頼む時に「役不足でしょうがどうかお引き受けください」と言う。これは「あなたにとってこの役は軽すぎてお願 いをするのは失礼かもしれませんが、どうかお願いします」と意味である。つまり人に対して役が不足しているのである。ところが、「役不足」を「力不足」と 誤解している人もいる。プロ野球を引退した人がある球団のコーチを頼まれて「役不足です」と言って断ったそうである。おそらく「力不足です」というつもり だったのだろうが、言葉を正しく受け取れば傲慢そのものである(本当にそうだったという噂もある。「監督なら引き受けるがコーチじゃ役不足」)。また人に 物を頼む時に「役不足でしょうが・・」などと言うと、「失礼だ!」と怒る人もいるかもしれない。こういう誤解されやすい言葉は使わないほうがよい。
それほど危なくなくても私たちはまちがった言葉の使い方をしている(私は特によくやっているらしい)。
汚名挽回-「汚名返上」「名誉挽回」が正しい。汚名を挽回してどうする! 
的を得る-「的を射る」が正しい。的をもらってもしょうがない。
喧々諤々(けんけんがくがく)-侃々諤々(かんかんがくがく)、喧々囂々(けんけんごうごう)が正しい。
こういう誤用についての本は結構出ている。一度読んでおいても損はない。とりあえず私の本棚にあるものを紹介しておく。
・国広哲弥『日本語誤用・慣用小辞典』(講談社現代新書・600円)。
・同『続日本語誤用・慣用小辞典』(講談社新書・700円)

昨日のメッセージに対して佐賀にゆかりのある人からメールをいただいた。深謝!
「△△も佐賀です。家永三郎氏も幼児期鹿島で過ごしていたようなことを聞いております。保守的なところですが、有田、嬉野、呼子などいいところがありま す。究極のラーメン鉢を是非購入してくだされ」。
ラーメン鉢は必ず買ってかえろう。

「これ(「次郎物語」)は、わたしも中学校のころ、なんども読んだ作品です。(少年少女文庫になっていたような気がする)。佐賀で、最初に見に行ったとこ ろは、下村の生家、そしてそこからすぐ先にある北原白秋の生家でした。次郎物語のなかで、「菱の実」を食べる記述があるのですが、これも佐賀に赴任しては じめて食べました。栗と芋をまぜた味です。多分、ふるかわ(この方のおすすめの店)でも食べることができるでしょう」
ふるかわにはせひいかなくっちゃ。

もう一つ、19日のメッセージに対しても次のような意見をいただいた。
「鑑賞共通教材が学校にオーディオ装置を入れることにつながった・・との意見(文部省の人の話もふくめて)、私は、むしろ、メーカー(パ○オ○ア)の働き がすごかったと理解しています。「リコーダー御殿」と毎日新聞にかかれた○し○調査官同様、あの当時、さまざまなメーカーが、音楽教育のあり方に圧力をか けています。当時の業界紙を読むとよくわかります」
別の視点から見ればそうなるのでしょうね。それにしても私は、御殿どころが自分の家さえ建たない(^^;



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