音痴 その2
今日は、推薦入学の試験。入学試験の第一弾である。
音痴(その2)
中学校時代にひどい「音痴」だったクラスメートがいた。どのくらい音痴かと言うと、ほとんど旋律になっていない。いわゆる一本調子なのである。かわいそう だった(私は、決して口にはださなかったが)。ところが、すごいことにこのクラスメート、歌が好きだったのだ。それで結構人前で歌うのである。当然けなさ れる。しかしけなされてもけなされても歌うのである。
卒業後5年ほどたったころあった。やっぱり音痴は直ってなかった。その頃、確信した。「音痴は直らない」
ところがである。先日中学校のクラスメートが10人ほど集まった。彼には30数年ぶりに会った。「○○君はほんとうに音痴だったなあ!」と私。「そうだそ うだ!」とみんな。「そんならカラオケやろう」ということで、カラオケスナックへ。まず○○君が歌う。えーーーーーーーーーーっ! 何と、音程が正し い!。その上うまいのである(私なんかよりはるかに)。とにかく場数をこなした歌である。よほどのことがない限り、好きでさえあれば「やればできる」ので ある(その証拠に、あの運動音痴の私が、フルマラソンを走ったのである。関係ないか)。
私は、このクラスメートを含めて、若い頃音痴だったのに今は正しい音程で歌える私と同年代の人を5人ほど知っている。いつかきちんと聞き取り調査をしてみ たいと思っている。研究上、貴重なデータになるからだ。
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