馬鹿は馬鹿だ
昨日の続き
農工大の生協への投書と生協職員の白石さんの回答(http://shiraishi.seesaa.net/)
Q リュウとケンはどっちが強いんですか? 同じだろ!(うんこマン)
A.リュウとケンとは、この場合、誰のことを指すのでしょう?
(漫画のキャラクターか何かですか・・・?)
推測の域は出ませんが、竜雷太と松平健の場合、
全盛期ならおそらく竜雷太の方が腕力は上だと思われます。(白石)
私が職員なら次のように答える(ゲストブックにも書いた)。
学生を愛しているからだ。学生をばかのままで終わらせてはいけない。
この投書をした学生に告ぐ。
お前はばかだ!
反論があれば、生協事務室に来い。
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再びマンションの構造計画書偽造問題
問題になっている建築士が、圧力をかけられたと言っている。
建築士が圧力をかけられたと感じたのは本当だろう。しかし、どれだけ追究しても「偽造しろ」と言われたという言質を引き出すことは不可能である。どう考えても、企業の責任者が「偽造しろ」と直接的に言うはずなどないからである。
以下は推測である(確信がある)。
こういう業界では、力のあるほうが「もう少し安くならないか」と言えば、下のほうはその言葉を〈少しくらい偽造しても安くせよ〉と理解しなければならない。それが読めないようでは、この業界では仕事ができない。こういう空気が業界やそれに関係する官庁まで行き渡っている。つまり、明確な言葉によって意思決定がなされるのではなく、一つの空気によって物事が決まっていくのである。
もしこの推測が当たっていれば、今回の事件は氷山の一角である。あぶないマンションはまだまだある。そして、今回の問題にしても、責任者をはっきり特定するのは不可能だろう。特定したとしても、もっとも弱いところ(例えば企業の一社員とか中小企業の経営者)が責任を背負い込むことになるだろう(実際にもう自殺者がでている)。だから被害者の救済のためには国が責任を持って保証するしかない。補償問題と責任追及は別に考えるべきである。
ところで、言葉ではなく空気によって物事が決まっていくというのは日本社会の特徴でもある。例を出せばきりがない。
・小中学校の学級会や生徒会ではあれほど多数決が行われるが、一般社会で多数決が行われることはまずない(我が教授会では一度もない)。
・大学で「学生による授業評価」というのが行われているが、実際に一人ひとりに意見を聞いてみると本当に賛成している人はごくわずかだ(でもいっこうにやめる気配はない。しつこいね、私も)。
・京都で「ぶぶづけいかがですか?」と言われたら、「お帰りください」という意味だ(弟が住んでいるが、京都にはあんまり行きたくない)。
・人にお願いをして、一度断られたからと言ってもう一度お願いしないのは失礼だ。
・「おまんじゅうあげましょう」と言われたら、辛党でも「けっこうです」とむげに断るのは失礼だ(おまんじゅうすすめられるのは結構つらい)。
・かつて○○省の○○官が地方を視察したさいに、土産物店の前で立ち止まったら、案内をしていた地方の△△△△から2・3日後にその土産物が自宅に届いた(私の業界では伝説になっている。今はそんなことはないのでくれぐれも誤解しないでいただきたい)。
・血液製剤小委員会の安倍委員長の暴走を止められなかった。裁判で負けなかったのは、決定的な証拠を残さず、空気で委員会を支配したからだ。
・勝つはずのない戦争に突入した(みなさん、ご存じの通りです)。
例をあげればキリがない。そして、この空気を読めない人間や空気とたたかおうとする人間は徹底的にたたかれる。最近の官庁、地方自治体、公団、公社、企業などでおきた不祥事は、この日本社会全体にある空気の支配が招いたものだと言っても過言でない。
と・・・ここまで書いてやばいことに気がついた。私の弟は、建設業界人だ。まあ、会社のホームページ(設計屋さんにしては、あんまりセンスのよくないホームページだ)を見る限り大丈夫だろう。
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