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2006年12月14日 (木)

喫煙者に朗報?

私は、今は非喫煙者だが、喫煙者の時代には次のように思っていた。

・喫煙者(やめた人も含めて)にはいい人が多い(別に根拠はないのだが、私のまわりの人を見る限りでそうである。自分に厳しすぎる人は他人にも厳しい)。
・嫌煙論者は多くは自分勝手である(全部ではないが)。
・喫煙と癌との関係のデータはどうも胡散臭い。
・最近の嫌煙権運動は、「禁煙ファシズム」である。

まあ、非喫煙者となった現在でも、あまり考えは変わっていない。このうちで「喫煙と癌との関係のデータは胡散臭い」と思っていた理由がわかった。

名取春彦・上杉正幸「タバコ有害論に異議あり」(洋泉社新書y・780円)

日本でタバコ有害論の根拠となったのは、国立がんセンターの故平山雄の大規模な調査によるものだそうなのだが、この調査データから平山が導きだした結論に名取氏が異を唱えている。私はかつて「胡散臭い」と感じていた理由はここにあった。平山はいろいろ数字を駆使して、ダバコの害が実際よりも大きく見えるようにしたのである。このへんは説明が難しいのでぜひ読んでいただきたい。

というわけで、たしかに喫煙と癌との関係のデータはどうも胡散臭い。しかし、実際よりもタバコの害が大きく見えるようにしたことは証明しているが、害があること自体は否定できないのである。結局、その害を過大評価するか過小評価するかにかかっているのである。

飛行機に乗れば、飛行機事故にあう確率が少しはある。例え、何百万分の1かの確率でも、乗らない人の確率0の無限倍である。これを過大評価すれば飛行機に乗れなくなる。どの辺で判断するかは、個人の生き方の問題だ。タバコも同じである。

弘前大学では校舎内がすべて禁煙になっている。研究室までも禁煙である。やりすぎである。研究室で研究をしていて、たばこを吸うためにしょっちゅう校舎の外に出ていたのでは、研究が滞ってしまう。といっても、今から吸えるようにするのは難しいだろう。・・嫌煙おじさんや嫌煙おばさんがいるから。

小中高等学校では、学内のすべての場所が禁煙になってきたそうだ。もし、児童・生徒の禁煙教育のために教師にタバコを我慢させる(本当にそうらしい)ためにやっているのだとしたら愚の骨頂である。大人と子どもは違う。
A 大人も子どももやってよいこと
B 大人はやってもよいが子どもはやってはいけないこと
C 子どもはやってもよいが大人はやってはいけないこと
D おとなも子どももやってはいけないこと。
Bに属することは当然認められるべきである。大人と子どもの区別をなくしてしまうから、中学生や高校生のうちから性体験するような子どもも出てくるのである。

最後は教育論になった(^^;

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