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2007年5月 7日 (月)

座席

朝日新聞のHPからの引用である。
http://www.asahi.com/life/update/0504/TKY200705040176.html

後ろに座る学生、教員に厳しく自分に甘く 産能大調べ
2007年05月05日13時13分

教室の後方に座る学生はテストの成績は悪い一方、講義への評価は厳しかった――。産業能率大(神奈川県伊勢原市)の松村有二・情報マネジメント学部教授が約140人の学生を対象に調べたところ、そんな傾向が明らかになった。自由に座席を選べる講義では、前に座る学生ほど勉強に取り組む姿勢も前向きのようだ。

調査は、05年9月~06年1月の松村教授の「調査の基礎」の受講生を対象にした。学生にはICカードを渡し、着席時に座席の端末に載せることで、誰がどこに座ったかがわかる。定員298人の教室を使い、11回の講義で各学生の着席パターンを記録。期末試験と講義の最後に行った授業評価アンケート(10項目)の結果を、前方(32人)、中央(81人)、後方(30人)の3グループに分けて分析した。

試験では、前方の平均点が51.2点だったのに対し、後方は30.9点と、20点以上開いた。一方、授業評価では、「配布資料の役立ち具合」「教員の熱意」「理解度」など全項目で前方より後方の方が厳しい評価をした。後方グループには、教員に厳しく、自分に甘い姿勢がうかがえる。

後ろだとスクリーンが見づらいから成績が悪いのか、それとも成績が悪いから後ろに行くのか。分析はこれからだ。調査は今年度いっぱい計3カ年続けるという。

分かりやすい講義をするために調査を始めた松村教授は「(後ろに座るのは)自分が教員から見えづらいよう、少しでも長い距離を取りたいのかもしれない。でも、見え方は同じなんですがね」と話している。



こんなことは調査などしなくても、毎日の授業でわかっているが、それを数字で証明したのは意味がある。ただし、このデータで何を主張するかが問題だ。

毎時間後ろに座る学生に、「配布資料の役立ち具合」「教員の熱意」「理解度」など評価されたくない。それに「理解度」って何だ? 学生が自分が理解できたかどうかを書くのだからそれは自己評価である。学生の自己評価を教員評価に使うなんて・・・と言っても我が大学でも同じ。

もう一つは、席が空いていないなら仕方がないが、席が空いているときに後ろに座るなんて、私なら絶対に許さない。

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