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2007年8月25日 (土)

汽車

私の好きな歌の中に、「汽車」という言葉が入ったものがいくつかある。

花嫁は夜汽車にのって(「花嫁」北山修作詞)
汽車を待つ君の横で僕は時計を気にしてる(「なごり雪」伊勢正三作詞)
動きはじめた汽車に ひとり飛び乗った(「喝采」吉田旺作詞)
あー明日の今頃は僕は汽車の中(「心の旅」財津和夫作詞)
ある日踏み切りの向こうに君がいて通り過ぎる汽車を待つ(「白い一日」井上陽水作詞)
なつかしい人や町をたずねて汽車を降りてみても(「シンシア」吉田拓郎作詞)

ほとんどが1970年代の歌である。しかし、70年代には汽車(蒸気機関車が牽引する列車)はほとんどなくなっていた。しかし歌の中では、長距離の乗り物と言えば「汽車」だったのだ。これが、「電車」や「新幹線」では、味も素っ気もないのである。汽車は、出会いと別れの象徴だったのだ。

子どもの歌にも「汽車」はたくさん出てくる。私の好きなのは、童謡で本居長世作詞作曲「汽車ポッポ」。苦しい時には「なんだ坂、こんな坂、なんだ坂、こんな坂」と心の中で歌いながら、歯を食いしばって幾多の困難を乗り越えて来たのだ。・・・ウソ

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