修了
今日は、下の子どもの大学院修士課程の修了式である。4月から社会人となって企業で働く。私とは全く別の道を歩き始める。これで一応、親としての経済的責任から解放される(予定)。
この子は小さい頃からぜんそくを持ち、夜中に発作を起こして病院に連れて行くことがしょっちゅうだった。入院したこともある。小学校の時には、体育の時間に実技ができず、通知表の体育の欄が空欄だったこともある。学校を休むことが多かった。
私は、この子が小学校4年生に上がるときに東京で単身赴任をはじめた。それ以後いっしょに暮らしたことがない。親として何もしてやれなかった。それどころか、むしろ親のほうが子どもに心配をかけた。
しかし、それでも子は育つ。弱かった体も自分で克服したようだ。休みがちだった学校にも、高校の時は3年間皆勤したそうだ。そして自分で進学する大学を選び、自分で院に進学し、自分で就職を決めた。たぶんこれから自分で自分の道を選びながら歩いていくだろう。
他の子もいろいろ問題をかかえながらも一つ一つ克服しながら前向きに生きている。子どもは私の誇りでもある。
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