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2008年4月29日 (火)

人口移動

次のようなニュースがある(時事通信 4月28日)

総務省は28日、住民基本台帳に基づく2007年の都道府県別の人口移動状況を発表した。地方から首都圏を中心とした大都市への人口集中が加速しており、転出が転入を上回る転出超過となったのは、北海道(2万267人)、青森(1万274人)、長崎(1万64人)など40道府県に上った。

移動状況によると、都道府県を越えて転入・転出した日本人数は、全人口の2.05%で、12年連続で減少した。

しかし、地方からの転出は増加。転出超過人数が人口に占める割合は、30道府県で06年を上回り、0.73%の青森を最高に長崎(0.70%)、秋田(0.61%)、高知(0.58%)の順に高かった。

転入が転出を上回ったのは、東京、神奈川、愛知、千葉など7都県。転入超過の割合は、東京都が0.76%で最高だった。

青森県の1万274人の中に、私に近しい人も含まれている。これはまったく仕方がない。まず仕事がない。あっても賃金が安い。話しを聞くと考えられないほど額である。おまけに、労働基本権などほとんど守られていない。使用者側のやりたい放題である。それでも文句が言えない環境である。最低賃金が全国でも最低クラス。働いても働いてもその日の生活を支えるのがせいいっぱい。まさにワーキング・プアである。

おまけに、現在の政府の公務員政策は、中央に厚く地方に薄くである。地方にいる国家公務員の給与がよければ、少しは地方の景気を刺激することになるかも知れないが、それも望めない。

地方の貧困化はますますすすんでいる。この津軽に住んでいると、それがはっきり見える。では、どうすればよいのか。結局政治の力しかないのだが・・・しかし、政権が変わったからと言って解決するのかどうか・・

小沢総理が誕生したら、お隣の岩手県だけはよくなりそうな気はするが・・・

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