大学合併と新学部の発足
この4月1日から、関西学院大学教育学部で働くことになった。
もう4年前になるが、はじめて私立大学どうしが合併することが報道され、マスコミでも少し話題になった。兵庫県西宮市にある関西学院大学と聖和大学である。どちらの大学もキリスト教主義を基盤にした大学であり、歴史的にも深い関係のある大学である。二つの大学が合併して、聖和大学教育学部と関西学院大学文学部総合心理学科臨床教育学専修を基盤にして生まれたのがこの関西学院大学教育学部である。そしてこの学部では、新たに関西学大学でも聖和大学でもやってこなかった小学校教員養成を行う。私は、そのためのスタッフの一人である。正直いって、合併が話題になった時に、まさか私がかかわるとは夢にも思わなかった。
この学部の教員は、大半が聖和大学教員、ほかに関西学院大学のいくつかの学部から集まった教員、そして私のような新参者の三者によって構成される。教育学部のキャンパスとして聖和大学をそのまま使い、関西学院聖和キャンパスと呼ぶ。
「合併」と一言で言うと簡単だが、ここまで来るには大変な道のりだったらしい。そのことは、柴田芝田新学部長(関西学院社会学部から教育学部に転任)の新任教員歓迎会での挨拶や新入生への学部入学式の式辞にあらわれている。そして、これまで違った道を歩んできた三者が一緒にやっていくのだから、これからも大変なことがあるだろう。今日も、午前中に"文化の違い"にとまどう場面があった。
また、学生の構成も複雑である。まずこのキャンパスの2年生以上は、聖和大学の所属である。あと最短でも3年間は聖和大学が同じキャンパスの中に残る。また、聖和大学短期大学部は、関西学院聖和短期大学としてそのまま存続する。従って、同じキャンパスの中に聖和大学、関西学院大学、聖和大学短期大学部、聖和短期大学という4つの種類の学生のグループが混在することになる。
研究室にはまだ書棚がない。だから、引っ越しの荷物を出すことができない。だから、新しい授業の授業の準備にも、研究にも取りかかれない。それでも、コンピュータのネットだけは通じた。すでにメールが使える環境になっている。2日間ばたばたしているが、はやく日常をとりもどすことが今の私の課題である。・・・・ちっともひねくれていない今日この頃
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コメント
わ、そうなんですね!新しい生活おめでとうございます。
地理的にはとっても近くなりましが、娘達が先生から音楽教育学 を習う機会からは遠くなったような(^^;
と、勝手に考える親でした…。
投稿: ちょこ | 2009年4月 2日 (木) 17時06分
ちょこさん、こんにちは。
変わっていなくても、私がお嬢さんたちが大学に入学するころに大学にいるかどうか(^^:
投稿: タカシ | 2009年4月 4日 (土) 06時18分