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2009年6月 3日 (水)

IWC

和歌山県田辺市の内之浦湾に迷い込んだマッコウクジラが外洋に出て行ったとのこと。地元にとってはヤレヤレというところだろう。救出法なども考えたそうだ。

私などは、いっそのこと捕まえて、鯨肉にして食ってしまえばよいと思っていた。しかし、IWC(International Whaling Commission)もうるさいし、環境テロ団体が何をしかけてくるやらわからないので、そうもいかなかったのだろう。

このIWCは、Whaling の委員会だから、捕鯨を前提にした委員会である。つまり、鯨は有用な動物なので、絶滅しないように捕鯨制限をして守っていこうという団体だった。ところが、「鯨は知能が高い」といったへりくつをこねて捕鯨そのものを禁止しようとする国があらわれて、調査捕鯨を除いて捕鯨が禁止されるようになった。だから、上のようなあほらしいことがおきる。

私は、日本はIWCを脱退したらよいと思うのだが、国際関係でいろいろな報復を受けるのでその選択肢はない。・・・それでも、迷って入ってきた鯨くらいは、食ってもいいような気がするのだが。

捕鯨問題に関しては、私はすぐ感情的になってしまう。冷静に考えたい人は下の本をどうぞ。

秋道 智彌『クジラは誰のものか』 (ちくま新書・2009年・777円)

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

 私も迷って入ってきたクジラくらい食べてもいいのに…といつも思います。
 クジラを食べることは日本の文化なのに、よそにいろいろ言われたくありません。
 クラスで子ども達とクジラを食べるのはかわいそうか、食べてもいいか考えたことがあります。結論でませんでした(^^;
  

チョコさん

一つだけ言えることは、鯨だろうと何だろうと、子どもたちに愛情の対象として見られた動物をたべてはいけません。また食べたということを子どもたちに知らせてはいけません。それはもう、「くじらくん」「くじらちゃん」であって、食物としてのクジラ肉ではなくなるからです。あの鯨も、人々のアイドルになった時点からもう食用にはできなくなりました。

小学校の学級で育てたニワトリの「コケくん」を給食にして食べてはいけないのと同じことです。「コケくん」を大切に育てるが、ケンタッキーのフライド・チキンは食べる。矛盾しているようですが、成長の過程でこの仕分けがきちんとできることが大切なのです。こういう仕分けのできない人たちが、「反捕鯨」を叫ぶのです。

> クラスで子ども達とクジラを食べるのはかわいそうか、食べてもいいか考えたことがあります。結論でませんでした(^^;

仕分けができていない段階の子どもたちには難しい問題で、結論を出す必要はないのだと思います。

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