日本音楽教育学会
日本音楽教育学会第40回大会が広島大学で一昨日、昨日と開催され無事終わった。
現地の実行委員のみなさん、学生の皆さんには大変お世話になった。
また、40回記念大会ということで、韓国音楽教育学会会長の閔先生、元会長の山本先生にも講演をいただき、たいへん充実した大会になった。
企画ものでは最後のプロジェクト研究2「「現代音楽」のゆくえと音楽教育」がとてもおもしろかった。
1日目はほとんど研究発表をきくことができなかったが、2日目はゆっくりきくことできた。障がい児教育や音楽療法の分野の発表が集まる部屋で発表をきいた。この分野の特徴かもしれないのでだが、発表する人、質問する人、部屋全体の雰囲気が暖かくてとてもよい気持ちになれる。
それにひきかえ、1日目のある会場では、「きいているとフラストレーションがたまってきた」などと発言する人がいて、それに拍手する人がいた。発表者に対するこうした自分の感情をぶっつけるような発言は、相手を感情的にさせるだけであって、学問的には何の意味もない。批判があればその部分を指摘すればよいし、不十分な点があるのなら、自分が不十分さを補えばよいのである。こういう発言が許されるのなら、「あんたの発言をきいてあんたをぶんなぐりたくなった」と返すことも許されることになる。発表マナーも重要だが、聞き手のマナーも重要である。
また、広島大学のある東広島市西条は「酒都」と呼ばれ、酒造りの町である。懇親会のお酒のうまかったこと。
大会がおわり、私としては大きな山を越えたような気がする。
みなさん、ありがとう。
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コメント
「きいているとフラストレーションがたまってきた」
こういう発言をする人の頭の構造を知りたいですね。
ケチな音楽雑誌に批評を書いている奴にも同じようなのが居て、抗議したことがあります。
http://www.jade.dti.ne.jp/~ebakos/topics/topics.html
このページの下の方まで下がって行って下さい。
投稿: ebakos | 2009年10月 5日 (月) 21時58分
学会ではお世話になりまして、ありがとうございました。勉強させていただきました。懇親会のお酒、味・香りともに抜群でした。お疲れになられたことでしょう。ご自愛下さい。
投稿: 高見仁志 | 2009年10月 6日 (火) 09時26分
曽我部さん
言われたことに腹をたてて「ケチな」とか「奴」と言ってしまうと、相手と同じレベルになってしまいますよ(笑)
投稿: 吉田孝 | 2009年10月 6日 (火) 09時30分
高見さん
いろいろお世話になりました。
近いうちに、地元でやりましょう。
投稿: 吉田孝 | 2009年10月 6日 (火) 09時32分