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NHK 歴史ドラマ

新年も3日目である。冬休み11日目。あと残りは今日を入れて三日
本当にダラダラと過ごしている。もうダラダラ暮らすのには飽きてきた。やることもなくなってきたので明日から大学に出て仕事をしよう。私は家では仕事ができないシステムになっている。

NHKの二つの歴史ドラマが話題になっている。一つは、スペシャル・ドラマと銘打つ「坂の上の雲」、そしてもう一つは大河ドラマの「龍馬伝」である。「坂の上の雲」はすでに5回の放送があり、続きは今年の年末になるようだ。

私は、これらのドラマの出発点となる松山でも高知でも暮らしたことがあるので大いに関心がある。「坂の上の雲」では「・・・ぞなもし」が飛び交っている。「龍馬伝」では「・・・ぜよ」が飛び交うことになるだろう。

「坂の上の雲」は司馬遼太郎の小説(文庫本で18巻)を原作としている。原作では日露戦争を頂点とする明治期の上り坂の日本が肯定的に描かれている。テレビ・ドラマでは、ほぼこの原作に沿って、豪華な俳優陣、そして久石譲のすばらしい音楽もあって、小説以上にこの時代が明るく描かれている。はやく続きが観たい。

もちろん「坂の上の雲」のドラマ化に懸念する声もある。例えば、A誌は原作が明治の日本が朝鮮半島を併合した過程をも肯定的に描いていることを指摘し、このドラマを政治的に利用する人々が出てくることに対する警戒を呼びかけている。

私は、ドラマをおおいに楽しみたい。もちろん、このドラマを自分の明治時代像とするつもりはない。逆にこのドラマに対する警戒心ももっていない。ただ利用しよとする人が出てくるだろうなあとは思う。浅はかな政治家とか、校長先生とか(朝礼の素材になりそうなエピソードはたくさんある)。

私は「作品」として楽しもうと思っている。

歴史→加工→司馬の作品→加工→テレビ作品

○司馬は「歴史」という素材をどう加工したのか。
○テレビドラマのスタッフやキャストは「司馬作品」をどう加工したのか。

この加工を楽しむのである。もちろん加工された登場人物に大いに共感もする。敵意も抱く。「龍馬伝」(下敷きにする原作はないそうである。歴史を一気にテレビドラマに加工する)も同じである。福山の龍馬はまだピンと来ないが、福山起用も歴史の加工の一つである。

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