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安重根

突然だが(何故だろう?)、日韓関係について考えた。

今年は、「韓国併合」100年である。併合前は、条約によって日本は韓国(大韓帝国)を保護国としていたが、1909年に韓国統監府の統監であった伊藤博文が、安重根によって暗殺された。この安重根が処刑されたのが1910年3月26日であった。そして同じ年の8月22日に韓国が丙午併合された。

私には、この伊藤博文暗殺事件に関しては、高校の「日本史」教科書程度の知識しかない。その知識では、伊藤博文は韓国を保護国のまま現状維持させるという立場をとっていたのが、暗殺事件によって併合論が強まり、韓国併合が一気に進んだというようなものである。

もちろんいろいろな説がある。伊藤の論と併合論の違いは間接支配と直接支配の違い程度のものだったという説、事件があろうとなかろうと時間の問題で韓国併合は行われていただろうという説、安重根は日韓関係について事実誤認があったとする説。日韓併合そのものを美化する説。昨日枝野行政刷相は次のように述べたという(朝日新聞今日付朝刊)。

日本は明治維新ができ、近代化したが、中国や朝鮮半島は近代化できなかった。日本は植民地を広げる側で、中国や朝鮮半島は植民地として侵略される側になったというのは、歴史的な必然だった。

日韓の歴史についても、高校「日本史」程度の知識しかない私には、各説にたいして判断しようがない。

私たちは、韓国併合の歴史をついつい忘れてしまう。観光地に行けば、韓国の人々はにこにこしながら私たちを迎えてくれる。1月には韓日合同音楽教育ゼミナールが開催され私も参加したが、学問の世界や、民間レベルでは友好的なつきあいができている。

しかし、ソウルでは安重根は「義士」と呼ばれ、26日には処刑100年を記念する政府主催の記念式典が行われている。この日の夜の韓国のテレビ・ニュースでは「アン・ジュングン(안중근)」という音を繰り返し耳にした(他はまったくわからなかった)。中国旅順(処刑された場所)に昨年できた展示館(処刑場まで再現している)やこの日のイベントの様子が映像として流れていた。韓国政府は、安重根の遺骨が行方不明になっているので、遺骨発見に努力するそうである。その際、日本政府にも協力を呼びかけるという。日本政府はどう対処するのか。

3日間の完全休業をして気づいたのは、私がいかにノー天気で無知かということ。死ぬまでにどれだけ取り返せるのだろう。

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