琴、三味線
昨日書いた件について補足。私は当事者(それが不可能なら会長)が要望者と一度でも話し合いをすればすぐに終わる問題だと思っている。私が出そうとした意見書も基本的にそう方向のもので、その前に事実確認をしたかっただけである。そして学会がそのような方向であれば私はこの問題から手を引くつもりだったのである。ところが、本人にはなんら接触もしようとせずいたずらに回答を引き延ばしたうえ、私にも昨日書いたような対応である。故意に問題を複雑にしているとしか思えない。
☆☆
話し変わって
3月に研究会のために琉球大学を訪問したさい、その夜の懇親会で箏の奏者と偶然知り合いになった。その方は関東に住んでいらっしゃるのだが、私が住んでいる尼崎を本拠とする演奏団体のメンバーだという。
その後尼崎で開かれたその演奏団体の演奏会に招待されたのだが、とてもいい演奏会だった。その中心メンバーである箏・三味線のお師匠さんにも紹介されて、今はときどき家の近くのそのお師匠さんのスタジオに遊びに行くようになった。私とほとんど同年代の方であり(バラしてすみません)、お話しするのがとても楽しい。
そのお師匠さんが、少しだけ私に三味線を教えてくださった。お師匠も講師として参加している子ども教室で実際に使っている方法だという。
・まずわらべうたを歌う。このわらべうたは普通のわらべうたとは違って、こちらの言葉のアクセントに合ったものだ。
・そのわらべうたを歌いながら三味線(中棹)を弾く。中棹は津軽三味線と違って、叩くというより舐めるという感じで弾く。その日は「じっちゃこばっちゃこ」という曲だったが、楽しみながらなんとか一曲弾くことができた(と私が思っているだけかもしれない。ほめ上手な先生だから)。
この方法は、1日やそこらで考えられた方法ではなく、その子ども教室のグループで試行錯誤しながら何年もかけて開発してきた方法だという。
これから教員養成の場でも日本の伝統音楽の教育が必要だが、関学ではまったく対応できていない。これから準備を進めなければならないのだが、よい相談相手ができたと思っている。
三味線の音色って、懐かしくて、けれどもどこか寂しげで、いいですね。良いお友達ができましたね。
投稿: トミー | 2010年6月 8日 (火) 13時16分