注意欠陥・多動性障害
星野仁彦『発達障害に気づかない大人たち』(祥伝社新書、780円)
ACHD(注意欠陥・多動性障害)とアスペルガーを取り上げている。ACHDの特徴として、著者はその基本的症状を9つ、随伴症状を7つあげている。そのうちの11をあげる。
基本的症状
(1)いつも落ちつきなくソワソワしている。
(2)気が散りやすく、一つのことに集中できない。
(3)後先を考えずに思いつきでパッと行動してしまう。
(4)やるべきことを先延ばしし、仕事がどんどんたまっていく。
(5)気分屋で情緒不安定、セルフコントロールの欠如。
(7)対人関係で必要な基本的スキルが未熟で孤立しやすい。
(8)飽きっぽくて一つのことが長続きしない。
随伴症状
(11)金銭・時間・書類などを管理することができない。
(12)集中力に欠け信号や標識などを見落としやすい。
(15)酒、タバコ、薬物、ギャンブルなどにおぼれやすい。
(16)過集中とこだわり傾向がみられる。
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コメント
ADHDにしろ、アスペルガーにしろ、そのほかの「障害」にしろ、障害と呼ぶべきなのかどうか、難しいですよねえ。
ごく普通の高校生の中にもADHDぎみの子とか、アスペルガーぎみの子とか、結構います。
周囲にいじめられがちだったり、教員に注意されがちだったり、するわけですが、特に後者については、ひょっとしたらと教員が思うことで、変わっていったりするのかなあ。
投稿: compUT/OSer | 2010年8月10日 (火) 08時03分
compUT/OSer さん。大学生にもそれらしいのがいます。
最初は単に「私語が多い」「落ち着きがない」「集中力がない」くらいに思っていたのですが・・・。見極めが難しいです。
それよりも、上の項目は私自身にも恐ろしいくらいに当てはまるのです。おそらく私を深く知る人は思い当たると思います。
ただ、それで問題が起きなかったのは、まわりにうまく助けられてきたのか、自分に自覚症状があったのでうまく対処できたせいかもしれません。
ただやはり自分コントロールが苦手です。
投稿: 吉田孝 | 2010年8月10日 (火) 12時33分
あれっ、私も?
遺伝ですかね。
投稿: ミサ | 2010年8月12日 (木) 15時26分
たぶん・・・(泣)
投稿: 吉田孝 | 2010年8月12日 (木) 18時11分