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大学入試センター

大学入試センター試験を「難易度」(おかしな言葉だ)に2種類にすることを、大学入試センターが検討しはじめるそうだ(本日「朝日新聞」朝刊)。

難関大学ではセンター試験での結果に差がつかなくなり入学者選びに役立ちにくい一方、学力が一定程度に達していない受験生には問題が難しいという指摘も出てきて、同一試験で全体の学力を把握するのが難しくなっているかだという。

大学受験者の学力差が広がっているいるのは事実であろう。しかし、それを事実として認めたとしても、その事実を大学入試センターが追認してはいけない。同一試験で学力把握するのが難しいのは、それぞれの大学の事情である。センター入試はあくまでも高校卒業程度の学力を一つの目安として問題が作成されるべきだ。そうでなければ、高等学校卒業程度の学力に二重の基準があることを、大学入試センターという国の機関(独立行政法人だが)が認めたことになる(事実としてはそうであっても、建て前として認めてしまうと高等学校という制度が無意味なものになる)。

難関大学が入学者選びに役立ちにくいというのは、難関大学の問題であってそれはそれで独自試験を課すなどすればよい。またセンター入試が難しいという受験生がいてそのような受験生も入学させるのなら、その受験生への対応を大学側が独自にするしかない。

もちろん大学入試センターが問題の難度をどの程度にするかの検討は必要である。しかし、本当に大学の多様性を認めるのなら、センター入試そのものが必要かどうかを検討したほうがよい。

※「難易度」とは何か。「難しさの程度」なのか「易しさの程度」なのか。難しさの程度なら「難度」と言えばよい。「易しさの程度」なら「易度」と言えばよい(こんな言葉は聞いたことがないが)。「難易」や「難易差」ならまだわかる。ちなみに「高低度」という言葉はない。「高度」という言葉はある。「低度」は聞いたことはない。「高低」「高低差」はよく使う。

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