« 少数者は存在してはいけないのか? | トップページ | 斑目委員長 »

反捕鯨団体

NHKスペシャル「くじらと生きる」を観た(22日22時)。
番組の案内には次のように書かれている。

400年以上も前から鯨を糧に生きてきた和歌山県太地町。人口3400の小さな町が今、国際紛争の舞台となっている。2010年9月から海外の反捕鯨団体 が常駐し、抗議活動を展開しているのだ。きっかけは、アカデミー賞作品となった映画「ザ・コーヴ」。欧米を中心に太地の鯨漁への非難が高まった。生活の糧 と、自分たちの生活そのものを否定された漁師たち。異なる価値観のぶつかり合いのなかで揺れる人々の半年を見つめた。
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2011-05-22&ch=21&eid=26101

それにしてもひどい。反捕鯨団体とは、シー・シェパードのことだが、実際に小さな漁港にやってきて物理的な妨害活動をする。まるで暴力団である。地元の人たちは彼らの挑発に乗らないようにじっと我慢している。我慢ができなくなって爆発しそうな人を年配の人がなだめる。

漁民に向かって平気で「死ね!」という言葉をあびせる。鯨やイルカの命よりも日本人の命が軽いと言っているようだ。さらに鯨を処分する場面を隠し撮りし世界に配信する。まさに、目的のためには手段を選ばずである。

残念なことだが、彼らをいくら説得してもしかたがない。彼らは分かろうとしない人だし分かりたくない人だからである。それに、彼らは世界中の企業や団体から金をもらって妨害活動をくりかえすいわば職業的テロ組織である。

また、彼らは日本人ががま強い国民であることも、彼らに対して軍事力を行使できないことも全部計算に入れてやっているのだ。対処する方法はないものか。

軍事力の行使はおそらく彼らの思うツボだ。それで日本を世界から孤立させることがねらいだからだ。一時的に捕鯨をやめるという意見もある。鯨を食べなくてもなんとかなる。ただ、それで太地町の人々があまりにもかわいそうだ。また捕鯨をやめれば、こんどはその攻撃がマグロ漁やカツオ漁に拡大してくることは明らかである。

結局、国際的世論をつくり政治交渉によって彼らの資金源を断ち切るしかないだろう。ただ、それまで時間がかかりすぎる。それまでに一泡吹かすアイデアはないものか。

|

« 少数者は存在してはいけないのか? | トップページ | 斑目委員長 »

社会」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。