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持続可能な社会?

先日、環境教育についての文部科学省関係者の講演を聞く機会があった。実は、終わったあとコメントもしようと思ったのだが、その時間もなかった。

一言で言えば、ノー天気。

環境教育のキーワードは「持続可能な社会のための教育」(Education for Sustainable Development) らしい(Development を開発と訳さないのがまず怪しい)らしい。そこで話された内容はこのキーワードに基づく環境省や文部科学省の環境教育への取組みでであった。おどろいたことにその内容はすべて3.11の以前にたてられたものであった。いろいろな疑問がある。

・「持続可能な社会」というキーワードは3.11以後も同じなのか。見直しは必要ないのか。このキーワードは原発依存のエネルギー政策を前提にしたものではなかったのか。

・「持続可能な社会」というキーワードは維持するとしても、その枠組みは今までのままでよいのか。

・パンフなどでは日本の自然の美しさが強調され自然保護がうたわれているが、自然は保護すべきものとして扱うだけでよいのか。環境教育では、地震・津波・火山の噴火など自然の脅威とどう向き合っていくことを教えようとするのか。

・現に自然災害と原発事故で生活環境を生活環境を破壊された人々がいて、そしてまた生きていく環境そのものの危機がある状況の中で、まず環境教育でなすべきは現在の状況を克服する手だてを子どもなりに考えさせることではないのか。そのとりくみをどうすすめていこうとしているのか。

つけたしのように、「3.11で環境教育の役割が重要になった」という話しもあったが、3.11で中身がまったくかわらないようでは話しにならない。かなりがっかりした講演会であった。


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