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今日でお別れ

今日は高知に来ている。昔お世話をしたことのある少年少女合唱団の定期演奏会を聴くためである
第1期から8期までお世話したのだが、今年は27回目の定期演奏会ということだ。楽しみである。
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突然だが、趣味の一つである将棋を指すのも棋士を応援するのも終わりにしようと思う。将棋連盟会長である米長邦雄永世棋聖が、さしてスペックもよくないコンピュータ・ソフト「ボンクラーズ」に簡単に負けてしまったからである。You-Tube にその様子が出ている。

自転車や自動車が生まれても陸上競技に価値があるのは、それが「人間の体力」の限界に挑戦する競技だからである。しかし「コンピュータが生まれても、将棋は「人間の知力」の限界に挑戦するゲームだから将棋には価値がある」とは言えない。コンピュータそのものが人間の知力の結晶だからである。知の限界に挑戦するためにコンピュータを使ったか使わなかったで価値が高くなったり低くなったりするわけではない。研究者が情報収集や情報の整理にパソコンやインターネットを使ったからといって、研究の価値が下がるわけではない。

円周率を手計算して100桁、1000桁導き出し丸暗記して暗唱してみせても、変人扱いはされてもそれがほめたたえられるわけではない。コンピュータにたずねたら最善手がわかることを人間が長時間考えるのは知力の無駄遣いでしかない。

3級程度の実力の人が開発したソフトに仮にもかつて名人を名乗った人が負けるのでは、遊びとしては生き残っても、プロの存在価値はないに等しい。

私にとって、将棋は子どもの頃からのロマンの一つだった。時間(勉強)もお金(本)もつぎ込んだ。しかし、その将棋に今日でお別れ。

(一昨日書こうとしていたこととは違います)

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