主我を愛す
GWの中日の1日(水曜日)。以前から、学校礼拝で話しをするように依頼されていた。私は、ここにも書いたように心に染み入るような話しをするのは苦手である(シモネタなら大丈夫だが、学校礼拝では死んでもできない)。当然、音楽の話しになる。私が選んだタイトルは「主我をアイス」(カタカナにした意味は何もない。話しのタイトルをメールで送った時に全く確認せず出したらカタカナだったようだ。単なる変換ミス)
2~3日前から風邪で声が森進一状態だったが、それも一つの表現法と思って礼拝にのぞんだ。与えられた時間は20分。その中で次のような話しとパフォーマンスをした(出席者はいつもより少なく30名程度)。
(1)1番をギター(フォーク)弾き語りで歌う(旧賛美歌版「主我を愛す」の歌詞。ニ長調だが、声が出ないのでハ長調で。コードも弾きやすい)
(2)阪田寛夫『童謡の天体』(講談社)を紹介しながら、この曲が明治時代から歌われていたことを話す。阪田寛夫は、聖和大学・聖和短期大学学歌「新しき歌」の作詞者でもある(格調高い歌詞だ)。
(3)同じくギター伴奏で明治時代の歌詞で歌う(「エス我を愛す」)
(4)大阪弁の歌詞も存在したことを話し、ギター伴奏で歌う(エスはんわてを好いたはる)
(5)私の祖父が「我が主エス」の部分で頭を深々と下げていたこと、4番まであるので12回頭をさげていたことなどを話す。
(6)私は子どもころふざけて「・・・おそれはあらじ、かぜかぜ吹くなしゃぼん玉とばそ」と歌っていたことなどを話す(歌つき)。「おそれはあらじ」「こわれて消えた」が同じ旋律であること、どちらも「ファ」と「シ」がないことなどを話す。
(7)この歌の歌詞のポイントは、主語が「我々」「私たち」ではなく「我」「私」であることを話す。「私たち」より「私」のほうが強い。
(8)出席者といっしょにこの歌をいっしょに歌う。リフレの部分のアルトとテノールを練習する。ベースは同僚にオルガンを弾いてもらう。(ここから二長調に戻す。声はひどいが勢いで歌う)
(9)最後にみんなでギター伴奏で歌う。少しポップ調の「主我を愛す」になった。最後にリフレをもう一度繰り返し、最後の「我が主エス」で止め、「我を愛す」をゆっくり歌う(ちょっと悪のり)。
というわけで、ちょっとは楽しい礼拝の時間(?)になったかナ。
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コメント
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礼拝担当ありがとうございました。
「主我を愛す」私は小さいころから歌いすぎてきたせいか敬遠気味でした。関西弁の歌詞が自分にしっくり来てビックリ。関西人ではないのですが、33年も住んでるとこうなるのかなと。
最後のお祈りのことばには、心から「アーメン」と言いました。
アイスは変換ミスだったんですね~(^-^;
投稿: Rose | 2012年5月 3日 (木) 21時16分
Roseさん・・・わかりやすいハンドルですね(笑)
実は、話の中で「カナにしたのにはどんな意味があると思いますか・・・・・・・・何の意味もありません」と言う予定だったのですが、忘れてしまいました。数人に方にきかれたのですが。よい機会をいただきありがとうございました。
投稿: たかし | 2012年5月 4日 (金) 07時16分