反省と言い訳
2月24日 第1回高知龍馬マラソン
グロスタイム 4:47:01(号砲からのタイム)
ネットタイム 4:42:48 (スタートの地点からのタイム)
私たちのような素人ランナーにとって重要なのはネットタイム(完走証にはネットタイムも記されている)。3500人も出場するようなレースでは、号砲が鳴って最後尾のランナーがスタート地点を通りすぎるまでに5分くらいかかる。私もほとんど最後尾に近かったので、スタートまでに4分13秒もかかっている。この数字を除いてスプリット・タイムとラップタイムを記すと次のようになる。( )内はキロ平均の分秒
5km 00:31:20 (6:16)
10km 01:02:12 0:30:52 (6:10)
15km 01:33:39 0:31:27 (6:17)
20km 02:05:02 0:31:23 (6:11)
25km 02:37:24 0:32:22 (6:28)
30km 03:09:06 0:31:42 (6:20)
35km 03:45:16 0:36:10 (7:14)
40km 04:25:29 0:40:13 (8:02)
Finish 04:42:48 0:17:19 (7:53)
私の目標はこのネットタイムで4時間30分を切ることだった。皮算用すると、キロ平均6分24秒で走ると約3秒オーバーすることになる。だが3秒くらいは少しがんばればなんとかなる。ただ、浦戸大橋の上り坂と最後の競技場への上り坂があるので少しゆとりがほしい。というわけで、キロ6分10~20秒くらいで走ればちょうどよいと考えた。そして実際に皮算用どおりに走れた。20~25が少し時間がかかっているが、これは浦戸大橋の上り・下りが含まれているため。25~30もほぼ順調。このころは、4時間半切りを確信した。
ところが、30キロ過ぎに地獄が待っていた。突然足に疲れが来て前に進まなくなった。おまけに海岸沿いで向かい風。どんどんペースが落ちてキロ7分台に。さらに35キロすぎると、足の甲、ふくろはぎ、ひざに痛みが出てきた。止まってシューズの紐を少し緩めたくらいだ。結局そのロスもあって35~40はキロ8分台。最後の上り坂は残る力を振り絞って駆け上がったが、目標には大きく届かなかった。
なぜ、失速したのか。理由は簡単。結局このペースで42キロを走るだけの力がないということ。では最後まで失速せずに走るにはどうするか。方法は次のどちからしかない。
(1)無理をせずにペースを落として走ること。全体がイーブンペースで走れればもう少し時間は縮まるはずだ。
(2)このペースで走る力をつけるための練習をすること。
しかし、もう60歳を超えた体。(2)はもうほとんど不可能だ。おそらくこれから年月を重ねるごとにさらに力は落ちていくはずだ。だからもうこれ以上の記録はねらわない。今回の記録をできるだけ落とさない程度にランニングを続けたい。最後は笑顔でゴールできるようにゆったりした走り方をしていこう。人生も。
なお記録的にはこんなものだったが、高知の街を駆け抜けるのは本当に気持ちがよかった。はりまや橋交差点を突き抜ける頃は涙が出てきた。11年間暮らした高知でのいろいろな思い出が頭の中でかけめぐった。
最後に、主催者の皆さま、協賛の企業・団体の皆さま、スタッフの皆さま、ボランティアの皆さま、応援の市民の皆さま、また私を沿道で個人的に応援してくだったTさん、Kさん、N先生、Nさん、また打ち上げに来てくださった、両K先生、Y先生、Mさん、ネットやメールで応援してくださった友人の皆さま、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
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