やなせたかしさん
漫画家(?)のやなせたかしさんが亡くなった。
私にとっては「手のひらを太陽に」(いずみたく作曲)の作詞者というほうがピンと来る。
いずみたくが次のように書いている。
「作詞はやなせたかし。番組で歌う歌手は宮城まり子。
この曲は大人がうたう曲として作られた。だから、リズムもバイヨンというラテンのリズムを使っている。
そのころ、宮城まり子とやなせたかしとボクの三人は大の仲良しであった。ボクは、宮城まり子のために”泥の中のルビー”というミュージカルを作った。そしてまた、やなせたかしといっしょに、宮城まり子のコンサートの曲を作っていた。
ちょうどそのころの曲である。まり子がいつもコンサートでうたえるようにと考えていたテーマを曲にした。その時はたいした反響もなかったが、NHKの”み
んなの歌”で取り上げられてから旧に大勢の人たちに歌われだした。それはアッという間のできごとだった」(いずみたく『体験的音楽論』(国民文庫、
1976)
私が”みんなの歌”で最初に聴いたのは小学生の頃だったと思う。だからもう50年以上も前の歌である。宮城がねむの木学園を設立する、そしてやなせがあんパンマンをはじめるずっと前の話である。
長く豊かな人生だったと思う。
| 固定リンク
「音楽」カテゴリの記事
- 音楽を聴きなが歩く(2017.01.05)
- ケルテスの「新世界」(2016.12.18)
- TeX 及び MusiX TeX(楽譜組版ソフト) を使うためのメモ(2016.03.06)
- やなせたかしさん(2013.10.16)
- コテコテ(2012.10.11)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント