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TeX 及び MusiX TeX(楽譜組版ソフト) を使うためのメモ

はじめに

私は、文書作成に て TeX (テフ)を時々使う。論文の中で数式を使うことが多いからだ。
ワープロにも数式を書く機能はついているが、普通は TeX を使うほうがはるかに簡単できれいにできる。

例えば、次のような "sushiki.tex" というようなテキスト・ファイルをテキストエディタなどで作成し(Windowsならメモ帳)などで編集し、例えば sushiki.tex という名のファイル名で保存し、 コンパイル(ファイルの変換操作)すれば、sushiki.pdf という文書が生成される。TeX とはと、一定の規則で書かれたテキスト文書ををつけて印刷文書に変換するソフト(コンパイラ)なのである。

%はじめ
¥documentclass{jsarticle}
¥begin{document}
$¥displaystyle I = 1200 ¥times ¥log_2 ¥frac{f}{f_0} =30.18$....¥¥

$¥displaystyle ¥left( ¥frac{3}{2} ¥right)^4 ¥times ¥left( ¥frac{1}{2} ¥right)^2 = ¥frac{81}{64}  = 1.265625...$
¥end{document}
%おわり

Sushiki
このような数式を使う文書でなくても、TeXは文章の編集には非常に便利である。とくにMacの場合は、付属しているヒラギノフォントの良さを十分に引き出すことができる。また、私自身がとても便利だと思ったのは、次の点だ。

(1)数式・・・これは上に書いた通り
(2)2段組の文書が非常に書きやすい。
(3)注(脚注、後注)が簡単につけられる。
(4)章、節等の階層化がわかりやすい。
(5)文献の整理

だから、これからは、文章は TeX 中心にしようと思っている。

というわけなのだが、前々から気になっていたのは、TeXには楽譜を編集するソフト MusiX TeX があるということだ。適当なマニュアルがみつからない(英語版はある)し、まずインストールが相当難しいと思っていたので、使用は諦めていた(使用できるころは死ぬころと思っていた)。

ところが、インターネットのWIKIをみているうちに思った以上に簡単なことに気付いたのだ。早速簡単な楽譜を作ってみたのだが、それがすぐにできたのである。私の MusiX TeX 第1号は次の楽譜である 。
Furusato
というわけで、以下はこのMusiX TeX を使うためにはどうすればよいかについて述べる。

1 TeXのインストール
MusiX TeXを使用する前に、まずは普通の組版ができるようにTeXそのものをインストールしなければならない。

TeXは無料ソフトで、Windows、Mac OS、Linux 版のいずれもがインターネットからダウンロードして使えるようになっている。ただし、実際にに自分でこれらのファイルをすべてインストールするのはたいへんである。私は、この本(おそらく日本では一番わかりやすいTeXのマニュアル)を買い、それに付属しているDVDを使ってMacにインストールした(Windows Linux 用もDVDに含まれている。あとはマニュアル(この本)をしっかり読んでいけば、普通の文書はすぐに書ける。

(1) まず、テキスト文(ベタの文)をつくる。
(2) テキスト文にコマンド(HTMLのタグのようなもの)を付ける。
(3) texというの拡張子のファイルに保存する。
(4)  コンパイルする。

これだけである。ただ、上の(2)が少しややこしいだけであるが、基本的なコマンドだけ覚えてあとは、必要なときにマニュアルを参照すればよい。Google で検索しても対処法は出てくる。

51unf22nkgl_sx402_bo1204203200_

2 MusiX TeX のインストール
私が一番悩んだのは、MusiX TeX をどうやってインストールするかということだったのだが、実はなんということもなかった。楽譜 TeX Wiki をみたらちゃんと書かれているではないか。

TeX Live, W32TeX には最初から MusiXTeX がインストールされています。

つまり、TeXをコンピュータにインストールした時点で、楽譜TeXも使えるようになっていたということなである。

で、次にどうするのか。今のところ MusiX TeXにはGUIが準備されていないようだ。つまり、コンパイルの作業はCUIで行わなければならない。つまりMAC なら、アプリケーション・その他にあるターミナル、Windows ならアクセサリにあるコマンド・プロムプトを使うのである。これができれば、あとはマニュアルさえ丁寧に読めば、だれでも綺麗な楽譜が書けると思う。

次回は、MusiX TeXの文法とコマンドの使い方を簡単に。

*MusiX TeXで編集された楽譜がいろいろ公開されている。たとえば、ここ

(以下続く)

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