忸怩
自民党の義家弘介議員の加計問題に関する国会質問の中での発言
「文部科学省の組織的な天下り斡旋に自身も関与を指摘され引責辞任をされた前川前次官、恣意的な報道を繰り返してきたマスコミのみなさま、また、野党議員による根拠はないが結論はありきといった姿勢の追及に対し、忸怩たる思いを抱いてまいりました」
「忸怩」が気になる。
友人の国語教育研究者がFBに投稿していて気がついたのだが、「忸怩」とは、「恥じ入るさま」だそうだ。広辞苑もこう定義している。だから、このまま読むと「追求があり、(与党の議員として)とても恥ずかしい思いをしている」という意味になる。ただ、それなら、自民党議員としても反省しているという意味になるからとても良いことだが、「根拠はないが結論はありきといった姿勢の追求に対し」てなら恥じ入る必要はない。
ちょっとカッコよさそうな言葉があったので使ってみたくなったのだろうが、国会という場で、またそれを野党やマスコミ批判のために使うなら、もっと調べて使えばよい。まだまだヤンキーだな。
かくいう私も言葉使い間違いはよくする。「忸怩」も意味をずっと取り違えていた。ただし、自分の個人的なブログやSNSの範囲でのことで、自分一人が忸怩たる思いをするが、間違いを訂正すればそれですむことだ。
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コメント
勉強になりました。ありがとうございます。でも、私はこの話をネットで拡大して欲しい。語句の間違いは小さいが、動物愛護は仏の心。犬公方が現れて欲しいくらいです。
私のバドミントンのブログを見てください。私は人間より犬の方が信じています。大好きです。カケイの問題は獣医の先生の利益のために拡大延焼したと思います。何でも良いから獣医学科を作るべき。犬を殺してお金を取る獣医が多すぎる。それに加担する奴などどんなに立派なことを言っても信じない。立憲何とかは大嫌い。民主も嫌いになった日本人の老人は多いのかも。だって庶民は野良犬や野良猫を自費で手術し、躾けて、病気を治し、新しい飼い主を探して居ます。この点ではトランプの国の方が先進国です。
なお、家の愛犬はアメリカで一番NPO団体に助けられているジャックラッセルテリアです。日本では大型犬も小型犬もまんべんなく捨てられている。耳を着られた猫もいる。このテーマだけは管理人様と相いれないでしょう。私は一生立憲何とかも共産何とかも投票しません。愛犬党や愛猫党ができて欲しい。得意のホームページで支援します。
バドのブログはしたからジャンプしてください。
http://blog.goo.ne.jp/badmintonmusume
投稿: tsuguo-kodera | 2017年11月21日 (火) 13時41分
私も勘違いしていた一人ですから、あまり人の批判はできません。
投稿: 孝 | 2017年11月29日 (水) 12時54分