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2019年10月の投稿

2019年10月29日 (火)

尼崎市体罰

朝日新聞朝刊

兵庫県尼崎市教委は28日、市立の小中高校などを対象に体罰の実態をアンケートしたところ、小学4年生以上の児童生徒2万2559人のうち348人(1・5%)から「体罰を受けた」と申告があったと発表した。教職員2898人への調査でも、131人(4・5%)が「体罰を行った」と認めた。市教委は今後、個別の事例を詳しく聞き取り、関係者の処分を検討する。

教員の4.5%をどう見るのか? これが「体罰を行った自覚がある」という教員の回答だとするとかなり多い数字だ。自覚していないものを含めると、体罰はもっと存在しているはずだ。これは尼崎市だけに特別な状況なのか?

一般の社会には、残念ながら体罰を容認する風潮は残っている。酒飲み話をすれば、「俺は先生によく殴られた。それが良かった!」などという話はよく出てくる。酒場の教育論には反論してもしかたないが、教育界では「体罰は厳禁」ということはすでに常識になっているはずだ。また、教員養成の過程でもそのことは何度も学んでいるはずだ。現在は教員になっても何度も研修があって、何度も何度も教えられているはずだ。私は小、中、高で働いた経験はないので、どうしてこんな高い数字が出てくるのかまったく理解できない。

 

2019年10月27日 (日)

流山市のいじめ問題

藤川大祐氏(千葉大学教育学部教授)が、21日に記者会見を開き、千葉県流山市教育委員会の法令違反かつ不適切ないじめ問題対応について公表した。藤川氏は、流山市いじめ対策調査会の元会長でもあり、この記者会見は流山市教育委員会が重大ないじめ事件に対し何の対応もしてこなかったことに対する告発でもある。

私は、藤川氏とかつて付き合いもある。藤川氏は研究者らしく慎重に言葉を選んで使う人である。その藤川氏が「嘘」と言うような厳しい言葉で批判するのだから、よほどのことだったのだろう。記者会見も子どもたちを守る最後の手段だったのだろう。

藤川氏自身が、自分のブログで経過を説明しているのでその記事を読んでいただきたい。
このようなことは、流山市またはごく一部の教育委員会の話だと思いたい。

以下、藤川氏のブログにリンク。

流山市教育委員会の法令違反かつ不適切ないじめ問題対応について

教育委員会が法令なぜ違反の対応をしてしまうのか

流山市教育委員会は資料を確認せずに嘘をつく

流山市教育委員会、後藤博美教育長にお尋ねしたいこと

 

大学改革

産経新聞「正論」より

正論にもたまにはまともな意見掲載される。

私が大学教員になった頃は、天国とは言えないまでも、大学はまだ社会とは別世界でパラダイスだった。90年代に8年ほど研究機関に勤め、21世紀になって大学に戻ったら、大学はすっかり変わっていた。それでもまだまだ居心地の悪い場所ではなかった。しかし、国立大学の法人化等を通して、だんだん閉塞感が強くなってきた。


私は最後は私学だったのでまだマシだったかもしれない。それでも、最後ごろは、もうやってられないという気になってきた。その後の大学の状況はあまり伝わってこなくなってきたが、それでも今何が起こっているかはニュースなどから想像することはできる。

私が若い頃に今の状況だったら、大学教員の仕事を続けるのは無理だっただろう。ただ、大学教員でなかったら何ができたかというと、他にできそうな仕事もない。結局、生きにくい世の中になってきたということか。




2019年10月24日 (木)

女性棋士の活躍

(朝日電子版より引用)
囲碁の藤沢里菜女流四冠(21)が24日、第45期名人戦挑戦者決定リーグ戦(朝日新聞社主催)の出場をかけた最終予選準決勝で、中野泰宏九段(42)に269手で黒番中押し勝ちし、女性初のリーグ入りまであと1勝に迫った。決勝の相手は若手の強豪、一力遼八段(22)。来月18日に東京で打たれる。

国内のプロ棋士435人が参加する名人戦予選で6連勝し、女性では20年ぶりに最終予選に進出。そこからさらに2連勝して決勝に進出した。女性の最終予選の決勝進出者は、名人、棋聖、本因坊戦の三大リーグを通しても、2011年棋聖戦の鈴木歩(あゆみ)七段(36)以来2人目。鈴木は決勝で敗れてリーグ入りはならなかった。

芝野虎丸名人(19)への挑戦権を争う名人戦リーグの枠は9人。リーグの座は一流棋士の証しとされる「黄金のイス」と呼ばれ、張栩(ちょうう)前名人(39)と、井山裕太四冠(30)ら前期リーグ成績上位者5人がシードされ、残る3枠を予選で争う。

女性初のリーグ入りをめざす藤沢は「あと1勝という実感はない。決勝の相手の一力さんは、修業時代に同じ道場で打っていて、ほとんど勝てませんでした。今度は自分の力を出し切ってがんばりたい」と話した。

(引用おわり)

 

囲碁と将棋ではプロの基準が少し違うので(囲碁は初段、将棋は四段)、一概に比較はできないが、囲碁ではこのように女性の棋士が一般棋戦で堂々と活躍している。将棋界には女流棋士はいるが、男性も含む一般棋戦に制限なしで出られる女性のプロ棋士は残念ながらまだ誕生していない。蛸島彰子さん、林葉直子さん、里見香奈さんなど、何人かが挑戦したが一歩届かなかった。

男脳、女脳などというものないそうだ。だとすれば、女性にとっては囲碁のほうがよい環境だということになるのだろう。

アマチュアでも将棋を指す女性はまだまだ少ない。私自身女性と碁を打った経験はあるが、将棋を指した経験はない。

生きている間に、囲碁の女性タイトル保持者、そして将棋の女性棋士の誕生を見たい。

 囲碁の藤沢里菜女流四冠(21)が24日、第45期名人戦挑戦者決定リーグ戦(朝日新聞社主催)の出場をかけた最終予選準決勝で、中野泰宏九段(42)に269手で黒番中押し勝ちし、女性初のリーグ入りまであと1勝に迫った。決勝の相手は若手の強豪、一力遼八段(22)。来月18日に東京で打たれる。

 国内のプロ棋士435人が参加する名人戦予選で6連勝し、女性では20年ぶりに最終予選に進出。そこからさらに2連勝して決勝に進出した。女性の最終予選の決勝進出者は、名人、棋聖、本因坊戦の三大リーグを通しても、2011年棋聖戦の鈴木歩(あゆみ)七段(36)以来2人目。鈴木は決勝で敗れてリーグ入りはならなかった。

 芝野虎丸名人(19)への挑戦権を争う名人戦リーグの枠は9人。リーグの座は一流棋士の証しとされる「黄金のイス」と呼ばれ、張栩(ちょうう)前名人(39)と、井山裕太四冠(30)ら前期リーグ成績上位者5人がシードされ、残る3枠を予選で争う。

 女性初のリーグ入りをめざす藤沢は「あと1勝という実感はない。決勝の相手の一力さんは、修業時代に同じ道場で打っていて、ほとんど勝てませんでした。今度は自分の力を出し切ってがんばりたい」

 囲碁の藤沢里菜女流四冠(21)が24日、第45期名人戦挑戦者決定リーグ戦(朝日新聞社主催)の出場をかけた最終予選準決勝で、中野泰宏九段(42)に269手で黒番中押し勝ちし、女性初のリーグ入りまであと1勝に迫った。決勝の相手は若手の強豪、一力遼八段(22)。来月18日に東京で打たれる。

 

 国内のプロ棋士435人が参加する名人戦予選で6連勝し、女性では20年ぶりに最終予選に進出。そこからさらに2連勝して決勝に進出した。女性の最終予選の決勝進出者は、名人、棋聖、本因坊戦の三大リーグを通しても、2011年棋聖戦の鈴木歩(あゆみ)七段(36)以来2人目。鈴木は決勝で敗れてリーグ入りはならなかった。

 

 芝野虎丸名人(19)への挑戦権を争う名人戦リーグの枠は9人。リーグの座は一流棋士の証しとされる「黄金のイス」と呼ばれ、張栩(ちょうう)前名人(39)と、井山裕太四冠(30)ら前期リーグ成績上位者5人がシードされ、残る3枠を予選で争う。

 

 女性初のリーグ入りをめざす藤沢は「あと1勝という実感はない。決勝の相手の一力さんは、修業時代に同じ道場で打っていて、ほとんど勝てませんでした。今度は自分の力を出し切ってがんばりたい」と話した。

2019年10月18日 (金)

神戸市教員いじめ事件

それにしても、神戸市の教師いじめ問題は深刻だ。私は教師の不祥事がおこるたびに、それはあくまでも個人の特殊な状況だと判断してきたし、そう主張してきた。


しかし、今回の自体はそうも言えそうにない。現役時代、神戸市内の小学校に足を運んだ。今考えるといろいろ思い当たるフシはある。ただ確定的なことは言えない。なぜこんな事が起きたのか。体質的な問題も含めて、徹底的な解明が必要だ。

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