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2024年4月 6日 (土)

C線上のアリア

G線上のアリア

原曲はバツハ作曲「管弦楽組曲第3番」のアリア。二長調の曲だが、この曲をウィルヘルミという人がヴァイオリンの独奏曲としてハ長調に編曲したものが、ヴァイオリンの第4弦(一番低い弦)1本だけで弾けることから「G線上のアリア」と呼ばれる。(最低音がGの音だから、開放弦が最低音ということになるが、ニ長調のままでもG線だけで弾けるのではないかという疑問を持つのは私だけだろうか? いやそんなことはどうでもよい)

この「◯線上のアリア」という言葉は、小説などにも流用されることが多い。例えば、内田康夫『死線上のアリア』、森村誠一『捜査線上のアリア』などである。単に『◯◯のアリア』ならもっとたくさんある。

というわけで、朝日新聞紙上でこの4月から湊かなえ「C線上のアリア」という小説の連載が始まった。今日で6日目だが、まだ小説は序章だ。これからどんな展開を見せるのか。いろいろ考える。

G線がヴァイオリンの最低音弦なら、C線は、ヴィオラやチェロの最低音の弦。このことと何か関係があるのだろう。想像すると楽しみである。

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