都知事選結果
都知事選は小池百合子氏が圧勝。そして鳥越俊太郎氏は完敗。
通常なら、革新候補が当選するのを期待するところだが、候補者が悪すぎた。憲法改悪反対、反原発だけ唱えるだけで候補者にするといのはあまりに安易すぎる。野党が連携さえすれば候補者はどうでもよいというものではない。
とくに鳥越支持者が、立候補を取り下げた宇都宮氏が鳥越氏を応援しなかったことで避難しているのは醜悪だ。結局は、革新陣営を分断することにつながった。
この選挙の失敗は、今後の政局にくらい影を残すだろう。
都知事選は小池百合子氏が圧勝。そして鳥越俊太郎氏は完敗。
通常なら、革新候補が当選するのを期待するところだが、候補者が悪すぎた。憲法改悪反対、反原発だけ唱えるだけで候補者にするといのはあまりに安易すぎる。野党が連携さえすれば候補者はどうでもよいというものではない。
とくに鳥越支持者が、立候補を取り下げた宇都宮氏が鳥越氏を応援しなかったことで避難しているのは醜悪だ。結局は、革新陣営を分断することにつながった。
この選挙の失敗は、今後の政局にくらい影を残すだろう。
年をとると体力が落ちてくる。五感も落ちてくる。これはだれでも自覚できる。しかし、思考力、判断力、記憶力など脳味噌の衰えはなかなか自覚するのが難しい。
だから多くの老人には自分が老人であるという自覚がない。自分がまわりに迷惑をかけたり、恥知らずなことをしたりしているという自覚がない。迷惑をかけた り恥知らずなことをしたりしないためには、老人になる前に、つまり脳みその確かなうちに自ら一歩引くべきなのだ。引かないなら周囲が引くように忠告すべき なのだ。ただ、忠告するのはなかなか難しい。私はそのために定年というような制度があるのだと思っている。
定年という制度もまちまちだ。一般の社会と比べると全体的に随分定年がおそい社会がある。大学の教員はその典型である。必然的に老害といった問題もおきてくる(私がはやく退職したのも、そういう老害の例をいくつか見てきているからである)。
もうひとつは政治の世界である。今回の参議院選では80歳の人が当選している。80歳にもなって議員の椅子にしがみつこうとする気持ちは、私には全く理解 できない(それが老人の老人たる所以なのだろうが)。それでもこの80歳の人は、政治経験が豊富らしい。周囲がそれを生かしてほしいと願っているからとい う大義名分は立つ(私はやはり恥知らずだと思うが)。
ところが、都知事選では政治にまったく未経験の76歳の老人が政治の世界をめざすという。これはいったいどういうことだ。そして、この人がもう「老害」以 上の危険な状況に入っていることは誰の目にも明らかだ。本来ならやめるように諌めるべき人がいて当然なのだが、おだてて担ぎ出すのだからどうしようもな い。そして恐ろしいことに当選の可能性があるという。そうなったら破滅だ。この老人だけならまだよいが、この人を押している勢力も破滅の道を歩くことにな るだろう。
中国船の船長を釈放。裏で何が起こっているのかは知らないが、おそらく外交交渉の結果であろう。
尖閣列島は日本の領土に決まっている。中国や台湾が領有権を主張する根拠はどこにもないのだから。しかし、こと国際関係に関する限り正論は通用しない。各国にとって「国益」こそ正義なのである。
絶対にありえないことだが、中国政府が「尖閣列島は歴史的経過から見ても確かに日本の領土だから今後中国は領有権を主張しない」という声明を出せば中国国内がどうなるかを想像すればよい。
この状況を打開するには、国際世論に頼るのがよいのだがそれも厳しい。各国には各国の国益があるからだ。わざわざ大国中国を批判するリスクをとる国ない。もちろん尖閣列島が日本の領土であることによって恩恵を受ける国が多数ならば話は変わってくるが。
いくら国際理解を強調したところで、国際関係というのはこのようなものなのだ。結局、切れそうな堪忍袋の緒を切らないで我慢強く外交努力をする以外にないのだ。多くのブロガー諸氏のようにこんな時は威勢のいい言葉を吐くほうが持ちよいに決まっている。しかし屈辱に耐えることが国益となる場合もある。
昨日のダッシュ練習、体に相当こたえている。体全体が鉛のように重い。朝起きられなかった。だが心は軽い。
一回生の体験実習も今日で終わり。今日は午前中に尼崎市内の小学校を訪問予定。今日は晴れているので自転車で移動。まだまだ暑い。
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最近、少し経済に関心がある。その理由は前に書いた。少し前までは為替相場など見向きもしなかったのだが、6月ごろからずっと関心をもってもって見続けている。3ヶ月でだいたい1ドルあたり8円の円高となっていた。いろいろ心配していたのだが、ここに来て為替介入。個人的には拍手だが、単独での介入にどれくらい効果があるのか。
銀行にすすめられるままに生まれてはじめて投資というものをやってみた。投資信託でもちろん額はごくわずか。損しても生活が破綻しない程度の額である。銀行員の「上下を繰り返しながら数年間で上がるのでじっくり構えていい時期に売ればよい」という言葉を信じたのだが、やってみるとそうは行かない。自分自身の生活が変わる。
まず、毎日基準価格を調べるようになった。それだけでなく関連する外国為替相場が気になるようになった。基本的には円高だと基準価格が下がる。円安だと上がる。いくつかの国の株価や経済状態も気になる。わずかの投資といっても、全体の価値が1日に数万円上下することもある。24時間(大げさだが)気が気でならない。
ただ、良かったこともある。私はめちゃくちゃな経済音痴である。経済のことだけは何もわからないと公言している。それでも、経済や各国の経済の動きが少しはわかるようになってきた。気になって毎日経済ニュースを見るからである。投資、または投資シミュレーションが経済教育に効果的だと言われる理由もわかる。
だが、何もしないで、資産が1日に1万以上も増えたり減ったりする生活をするのは不健全である。1日中、コンピュータに向かって株価や為替情報を見ている若者の姿を想像するだけで、国の行く末が心配になる。債券を大量に持っている政治家は、国の経済より自分の持っている債券が上下の方が気になるだろう。そうやってみんながそれぞれ利潤を追求するのが資本主義であり、それではじめて経済が健全に動いて行くのだと言われればそれまでだが。
少なくとも私はやめようと思う。ただし、まだ手数料も回収できていないし、買った時より基準価格が下がっている(泣)。全体でプラスになるまで待って、次はFXにするか(笑)
結果は次のとおり。( )内は非改選を合わせた議席数。
自民党=51(84)、民主党=44(106)、みんなの党=10(11)、公明党=9(19)、共産党=3(6)、社民党=2(4)、たちあがれ日本=1(3)、新党改革=1(2)、国民新党=0(3)、幸福実現党=0(1)
感想
(1)全体に予想どおり。民主党は自分でこけた。自民は敵失で議席増。
(2)共産党は歴史的使命が終わったのか。まだ必要だとは思うのだが。
(3)大量議席獲得の新党はうさんくさい。「アジェンダ」って何だ!
(4)たちあがれが1議席、たちあがらなくてもいいのに。
(5)カルトは当選者なし。タレント、スポーツ選手はほぼ落選。賢い選択。
予想
民主vs自民の二大政党時代は来ない。1、2年後に大きな政党再編が行われるだろう。
今までずっと借金傾向の生活をしていて、預金金利などというものに関心がなかった。家も財産もないのだが、やっとわずかばかり貯金傾向の生活ができるようになってきたのだが、銀行の金利を見て驚いた。
1年の定期預金の金利がなんと0.06%。100万円あったとしても600円にしかならない。総合口座で普通預金がマイナスになればその金利で相殺どころか、赤字になりそうである。
だからといって、資金運用などこわくてとてもできない。金融機関は盛んにすすめてくるが、なんとなく怪しげだ。銀行に預けているだけでも本当は恐いのかもしれない。いや、現金(日本銀行券)と言ったって手形なのだから、国が破綻すれば紙切れ同然になる可能性はある。
結局、「なるようにしかならぬ。ケセラセラ」と何も考えないことにする。
先は長くない。楽しく生きよう。
民主党と自民党の二大政党時代が来るかと思った(心配した)のもつかの間、突然小政党の乱立である。
「立ち上がれ日本」「新党改革」「日本創新党」
名前から見ただけでは何をしようとしているのかわからないし、政策もない。自民党では民主党批判票の受け皿になれないという消極的な理由で生まれたような政党である。一回の選挙では少しは格好はつく(つかない可能性も高い)が、じきにどこかに取り込まれて消滅することになる。だから安心だ。
圧倒的に安定した政党も、強いリーダーシップをもった政治家も生まれてきそうにない。とてもよいことだ。民主党の小沢一郎幹事長がクリーンなイメージの政治家だったら・・・・。想像しただけでちょっとこわい。
小沢さんも、桝添さんも総理大臣にはなれないだろう。だから安心だ。
・・・と、最近政治に対して消極的な見方しかできなくなった私。
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徒歩通勤(5)
徒歩通勤している割に、体重は少しも減らない。
十一橋より北は「コミュニティ道路」となっていて、道路に模様が入っていて自動車がスピードを出しにくくなっている。それでも、自動車やバイクで思い切りスピードを出して駆け抜ける大バカ野郎もいる。
十三橋
民家にも橋はかかっているのだが、番号はついていない。
十四橋の向こうには教会が見える。
このあたりは高級住宅街のようだ。一軒一軒がでかい。
突然だが(何故だろう?)、日韓関係について考えた。
今年は、「韓国併合」100年である。併合前は、条約によって日本は韓国(大韓帝国)を保護国としていたが、1909年に韓国統監府の統監であった伊藤博文が、安重根によって暗殺された。この安重根が処刑されたのが1910年3月26日であった。そして同じ年の8月22日に韓国が丙午併合された。
私には、この伊藤博文暗殺事件に関しては、高校の「日本史」教科書程度の知識しかない。その知識では、伊藤博文は韓国を保護国のまま現状維持させるという立場をとっていたのが、暗殺事件によって併合論が強まり、韓国併合が一気に進んだというようなものである。
もちろんいろいろな説がある。伊藤の論と併合論の違いは間接支配と直接支配の違い程度のものだったという説、事件があろうとなかろうと時間の問題で韓国併合は行われていただろうという説、安重根は日韓関係について事実誤認があったとする説。日韓併合そのものを美化する説。昨日枝野行政刷相は次のように述べたという(朝日新聞今日付朝刊)。
日本は明治維新ができ、近代化したが、中国や朝鮮半島は近代化できなかった。日本は植民地を広げる側で、中国や朝鮮半島は植民地として侵略される側になったというのは、歴史的な必然だった。
日韓の歴史についても、高校「日本史」程度の知識しかない私には、各説にたいして判断しようがない。
私たちは、韓国併合の歴史をついつい忘れてしまう。観光地に行けば、韓国の人々はにこにこしながら私たちを迎えてくれる。1月には韓日合同音楽教育ゼミナールが開催され私も参加したが、学問の世界や、民間レベルでは友好的なつきあいができている。
しかし、ソウルでは安重根は「義士」と呼ばれ、26日には処刑100年を記念する政府主催の記念式典が行われている。この日の夜の韓国のテレビ・ニュースでは「アン・ジュングン(안중근)」という音を繰り返し耳にした(他はまったくわからなかった)。中国旅順(処刑された場所)に昨年できた展示館(処刑場まで再現している)やこの日のイベントの様子が映像として流れていた。韓国政府は、安重根の遺骨が行方不明になっているので、遺骨発見に努力するそうである。その際、日本政府にも協力を呼びかけるという。日本政府はどう対処するのか。
3日間の完全休業をして気づいたのは、私がいかにノー天気で無知かということ。死ぬまでにどれだけ取り返せるのだろう。
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