| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
| 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
| 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
| 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
| 29 | 30 |
産経新聞「正論」より
正論にもたまにはまともな意見掲載される。
私が大学教員になった頃は、天国とは言えないまでも、大学はまだ社会とは別世界でパラダイスだった。90年代に8年ほど研究機関に勤め、21世紀になって大学に戻ったら、大学はすっかり変わっていた。それでもまだまだ居心地の悪い場所ではなかった。しかし、国立大学の法人化等を通して、だんだん閉塞感が強くなってきた。
私は最後は私学だったのでまだマシだったかもしれない。それでも、最後ごろは、もうやってられないという気になってきた。その後の大学の状況はあまり伝わってこなくなってきたが、それでも今何が起こっているかはニュースなどから想像することはできる。
私が若い頃に今の状況だったら、大学教員の仕事を続けるのは無理だっただろう。ただ、大学教員でなかったら何ができたかというと、他にできそうな仕事もない。結局、生きにくい世の中になってきたということか。
小樽商科大学で、飲酒事故死。事故を問題にする以前に、未成年に酒を飲ましていること、飲んでいること、それを見て見ぬふりをしていることが問題なのだが、これを問題視する人は少ない。・・・・まあ、私が言ってもあまり説得力はないが。
この土曜日・日曜日も研究室で仕事をした。
ちょうど大学祭の期間だったので、土日にかかわらず賑やかだった。
中庭には、テントが出て学生たちが模擬店をやっている。焼き鳥とかおでんとか焼きそばとか・・昔と変わらない風景だ。また、イベント会場からは、バンドの歌がきこえてくる。「よさこい鳴子踊り」らしきものもやっていた。ただ、これは「よさこい」とは似て非なるものである。「よさこい」には「よさこい節」のフレーズが入っていなければならない。別に、主催者がこのイベントを「よさこい」と呼んでも、また踊っている人がこれを「よさこい」だと思っていても、別に文句を言うつもりはないのだが。
昔ほどではないが、それなりに盛り上がっているようだ。もちろんこれは学生だけの力ではなく、大学側が相当にバックアップしているからだ(大学側は「総合文化祭」と呼び、別のイベント・企画を準備している)。
ただ、不思議なことがある。今の学祭にはアルコールがない(販売が禁止されているようだ)。だから、基本的にはみんな素面である。だから感心する。
アルコールなしで、よく焼き鳥やおでんが食えるものだ。
アルコールなしで、よくあんなへたくそな歌を人前で歌えるものだ。
アルコールなしで、よくあんなにハイになれるものだ。
最後はまた酒の話になったが、実は若さに対してひがんでいるだけなのだ。
昨年学長から、携帯電話による出欠調べを実施するとの提案があった。
目的は3つ。1 出席率の向上 2 遅刻の減少 3 主席を取る手間の省略
ばかげてる。さすがに、反対意見が多かったが、理工学部で10月から半年間試行することになった。試行によって、何の効果もないということがわかった。計画はあえなく消えた。それでも学長は「残念だ!」と。
理想を言えば、出席など取らないのが一番良い(昔は出席を取る先生は少なかった)。純粋に試験の成績だけで単位をだせばよい。出席しなくてもわかるような試験問題を出さなければよい。しかし、そうするためには教員のほうも相当な覚悟がいる。毎回の授業を相当きちんとしていく必要がある。成績が甘くなっても厳しくなっても批判の対象になる。教員にとっては、出席をとりそれを成績に反映させるほうがはるかに楽である。
学生もそう思っているらしい。「出席をきびしく取る。出席はしなくてもよいが試験をきびしくする。どちらがよいか?」とたずねると圧倒的多数が「出席をきびしく取る」を選ぶ。
最近のコメント