九州
研究・研修で3泊4日九州で過ごした。
雨だったが、夢のように楽しい時間を過ごした。
ただし、今日からまた現実に戻った。しかし、それでも、少し元気になって仕事を始めることができている。
今日・明日は弘前・・・。明後日からまた上京。今回は仕事が3つある。
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研究・研修で3泊4日九州で過ごした。
雨だったが、夢のように楽しい時間を過ごした。
ただし、今日からまた現実に戻った。しかし、それでも、少し元気になって仕事を始めることができている。
今日・明日は弘前・・・。明後日からまた上京。今回は仕事が3つある。
仕事をしていて、「△△については、確か○○氏が××という論文のなかで、述べていたなあ」と思うことがある。しかし、いざその○○氏の論文を取りだそうとすると出てこない。抜き刷りかコピーが必ずあるはずなのだが・・・・。で、それを探すために膨大な時間を取られてしまう。
と、結局情報整理がまったくできていないから、いくら知っていても何の役に立たないのである。まあ、それでも人の論文が出てこないだけなら良いのだが、最近は自分で書いたものも出てこなくなった。
若い頃は、これでも一度頭の中にしまいこむと、いつでも取り出すことが出来たのだが・・・。
ITよりも、生活スタイルをきちんとかえる必要がありそうだ。
昨日は講演。そして研究発表を聞いた。
日頃使わない脳味噌を急に使ったせいか、昨晩は頭痛がひどかった。
だから、はやくホテルに帰って寝た。
一晩寝たら、もう直っていた。
しばらくは脳味噌を使わないことにしよう・・・と言うわけにはいきませんね。
昨日は久しぶりに会った人が多かったのだが、みんなが口をそろえて
「太りましたね!」
たしかに、写真を見ると見苦しく太い。そしてこの数日間で急に太ったようである。
こりゃあ、荒治療をしなきゃ!
ビリーでもはじめるか!
・・・・・・・・・・・・・・
昨日お会いした方々へ。
ファイルは約束通り、修正して例の場所においています。
どうぞご自由にお使いください。
自己宣伝です。音楽学習学会と言う学会で講演をします。
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音楽学習学会第3回研究発表会
講演「教育課程・学習指導要領と音楽学習」
講演者 弘前大学教育学部 吉田 孝
2007年8月21日(火曜日)10時30分~12時
場 所 埼玉大学総合研究棟シアター教室
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現在、中教審の専門部会で議論されている方向性について、自分の考え方を交えつつお話をさせていただきます。
久しぶりに国会図書館に行ってきた。
久しぶりと言っても、3ヶ月ぶりくらいだが・・・・
資料を調べているうちにびっくりするようなことを発見した(これは、しばらくの間企業秘密である)
国会図書館はここ10年くらいの間に電子化が進みとても使いやすくなった。
利用の仕方は国会図書館のホームページに詳しくでているので、あらかじめそこをよく読んでゆくと良い。よくできたシステムだし職員も親切だ。
ただ、地方にいるためにめったに行く機会がない人が時間を節約するためにやっておいたほうがよいことがある。
1 あらかじめ利用者登録をしておくこと。
自分のIDがもらえるので、入館手続きが簡単(1分ですむ)
また、資料のページなどがわかっていれば、HPから複写申し込みができる。
2 検索だけなら、WEBからでもできるので、あらかじめ調べておくと館内での時間を節約できる。
3 一部資料はデジタル化されていて、WEBから閲覧・印刷できるので、入館する必要もない。
東京の北の丸公園内にある国立公文書館に行ってきた。ある予想をしてある本のある1ページを確認することだけが目的だったのだが、予想は見事にはずれた。それはそれで「予想が間違っていた」と言う成果があった。職員の方もとても親切だった。
ところで、明治4(1871)年から明治6年にかけて、ヨーロッパとアメリカを視察旅行した岩倉使節団の報告書には、ヨーロッパの国で文書保存が重視されていることが報告され、次のように書かれている。。
書籍ノ尊キハ、政術理学ニ渡リテ後ニ、其宝ヲナスニ有ズ、譬ヘバ我匠工ノ用フル曲尺ハ匂矩ノ理ニ本ツク、鉄治ノ鞴ハ、「ポンプ」の源ナルカ如く、瑣末ノ器ニモ深理アリ、其ノ理論ヲ進歩ト云、故ニ市井閻カイ(ちまた)ノ帳簿は、商法民法ノ基起源ニテ、法ノ治安カヽレリ 久米 邦武『特命全権大使米欧回覧実記』(岩波文庫・全5巻・4200円)
要するに資・史料の保存は一国の明暗に関わるとても重要なことだとしているのである。日本ではこの報告書が書かれた約100年後の1971年に国立公文書館が設置され、1987年に公文書法が制定された。
しかし、この国立公文書館も、国立博物館や、国立美術館などとともに現在は独立行政法人化された。こういった部門については国の仕事からどんどん切り離されて行く。我が国の指導者の言う「文化」だの「伝統」は口先だけなのか。
先日、小学校の授業研究会に出席させていただいた。音楽の授業を1時間見て、そのあと全体でその授業について話し合う会だった。
数曲の輪唱教材を歌う授業で、「お互いに聴き合って歌う」ことを目標にした授業であった。子どもたちの歌声を聴く限り、子どもたちの声は確実によくなっていったし、個人差はあるが目標は全体として達成されていた。
ところが、その後の研究会では、実に多くの意見が出た。しかし、そこで出た意見は本当に授業を見ていたのかどうか、子どもたちの歌声を聴いていたのかどうか、疑わしいものばかりだった。少なくとも、教師の働きかけや子どもの歌声や輪唱の響きの美しさなどに関するは発言は一つもなかったのである。
出た意見を一つだけ例を示す。例えば次のような意見である。
「子どもに発声のお手本となるようなビデオを見せたらどうか」
この意見は、見方を変えればすごいことを言っているのである。
授業者の先生は、教材提示の仕方として、自分で子どもに歌って聴かせるという方法を選ばれたのである。お手本を見せろと言うことは、教師が自分で歌って聴かせるという方法に対してケチを付けているのである。少なくともその教師が歌って聴かせるよりお手本のビデオを見せるほうが効果的だと言っていることになる。
私はたまらなくなって、発言した先生に尋ねた。
「そんなビデオはどこにあるのですか」
答えはなかった。どこかにあるのかもしれないが、私は知らない。驚くべきことに発言した先生も知らないらしい。当然自分がやったこともないのである。自分も知らないし、やったこともないことをなぜ人に勧められるのか。人にこうすればよいと意見をするのなら、すくなくとも存在くらいは示すべきである。「勉強しなさい」と言うのなら、読むべき本を示すべきなのと同じである。推測だが、こういう発言をする人は、今まで音楽の授業にかかわる本を1冊も読んだことがないのである。
小学校や中学校の授業研究に行くと、授業者の先生の授業の意図や教育内容・教材を無視し、子どもの一つ一つの事実も無視して、上のような一般論を思いつきで言う人が何人かいる。こんなことを繰り返している限り、授業研究は発展しない。というより研究にもならない。
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